身体的な行動のきっかけ

 
「よし、勉強しよう」という精神的なきっかけだけでは曖昧すぎて、脳内で完結してしまいがちです。「よし、机に座ろう。予定表を作って整理しよう。」と勉強の前段階の行動を習慣づけることによって初動で時間を無駄にしにくくなります。

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TAP教育企画では独自の予定表を共有して学習管理を行います。
 

効率の良い復習

 
問題を解くとき、時間内に処理できたかのチェックと正誤のチェックは必須です。チェック項目として時間の◯×、正誤の◯×の4通り用意します。時間◯、正誤◯に復習の時間を割くのは無駄です。残りの3通りの項目に優先順位をつけて復習をするべきです。

何度理解したつもりでも、間違えてしまう問題や内容はB6のメモ帳にまとめましょう。試験前などにその範囲の全ての問題を1から解き直すのは非効率的です。B6のメモ帳であれば通学時間など単語帳のように手軽にチェック可能です。
 

計算過程を残す

 
「ケアレスミス」という言葉がありますが、実際にはそれは、すべて必然のミスです。ミスには個人ごとの「傾向」が存在します。自分がどんな間違いを繰り返しやすいかを分析することが、対策の第一歩です。

具体的には、行った筆算や式変形の過程をすべてA4サイズの無地キャンパスレポートパッドに残しましょう。そして、間違いを見つけたら、「ミス修正専用のペン(色を決めておく)」で訂正します。驚くほど似たようなミスを何度もしていることに気づくはずです。そして、それを意識できるようになるだけで、計算ミスは劇的に減少します。

これを受験生であれば夏までは徹底的に行うべきです。時間の節約のため、計算過程を端折る行為は早くても夏以降です。
 

情報に輪郭を与える

 
(1)で言及しましたが、幼児教育と違い中高生に対する教育には限界があると言われています。そのため「最低限覚えるべきこと」を箇条書きにしただけの資料などでは、学習効果はほとんど期待できません。たとえ覚えたとしても、すぐに忘れてしまうでしょう。

15歳を過ぎた人間の脳は、情報同士が複雑に関連し合っているほど、つまり“精緻化された情報”ほど記憶に定着しやすくなります。得意な分野については、自然と多くの「余計に見える知識」を持っていることが多いですよね。でも、それは本当に“余計”ではありません。むしろ、その知識があるからこそ、必要な知識が深く理解でき、長く記憶に残るのです。

授業中に少し脱線した話題も、ぜひメモしておいてください。あとでその単元を復習するときに、そうした情報が手がかりになって、記憶が鮮やかに蘇ってくるはずです。

たとえば、有機化学で「糖類」が苦手だと感じるなら、あえてそこに“余計な”勉強を足してみてください。教科書だけでなく、YouTubeで関連する動画を見たり、一冊でも本を読んでみたりするのもおすすめです。少し回り道をすることで、苦手意識がなくなり、かえって理解が深まるはずです。
 

何を書くか

 
板書や解説を写すのがノートではありません。それは単なる作業にすぎません。「あっ、そうか」と理解した気づきを、理解したことすら忘れているかもしれない未来の自分に残すメッセージを書かなければなりません。

なので昨今の参考書を解かせて学習管理だけをする教育環境には疑問を感じます。「覚えること」と「理解すべきこと」を明確にするために指導があります。ここを明確にしなければ「あっ、そうか」は生まれません。確かに教科書や参考書のみで、本質を見抜く力を持っている学生はいます。ただそれはごく少数です。学力の定着に悩む学生には、指導は必要不可欠なのです。

では具体的に。

 

問題を解くとき

 

ここまできれいにまとめる必要はありませんが、自分が理解できる範囲で、後から見返せる復習資料を作っておくことが大切です。その場で解けることよりも、「時間が経っても解ける」状態を目指すことに、より大きな価値があります。

処理能力には個人差があります。もし学習で行き詰まりを感じているなら、この方法を一度試してみる価値はあるはずです。

授業中のメッセージの残し方については、指導の中で医大生から直接学び、質の高い学習習慣を身につけていきましょう。

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