はじめまして。TAP教育企画のメンバー、加藤と申します。
このたび、メンバーの想いや理念をブログに掲載することになり、その第1回を私が担当させていただくことになりました。

胸の高鳴り

 
私は「格差」や「価値観」というテーマに、これまで比較的敏感に向き合って生きてきました。そして、医師という道を志した背景にも、その問題意識があります。私にとっての「胸の高鳴り」は問題意識から生まれたのだと思います。
 

きっかけ

 
TAPの活動に惹かれた一番の理由は、「ハビトゥス」という概念を前提に、教育格差の問題に本質的に取り組もうとしている代表の理念に深く共感したことです。

「ハビトゥス」とは、フランスの社会学者ピエール・ブルデューが提唱した概念で、「人が生まれ育った家庭や地域などの環境によって、無意識のうちに身につける思考やふるまいのパターン」のことを指します。私たちの行動や価値観は、一見すると自分の意志で自由に選んでいるようでいて、実はその多くが育った環境に強く影響されているという考え方です。なお、「ハビトゥス」と「文化資本」は似ているようでまったく異なる概念です。ここでは詳しくは触れませんが、気になった方はブルデューの本をぜひ一度読んでみてください。お会いする機会があればコミュニケーションの過程で色々な意見を聞かせてください。

 

代表と実際にお会いしてお話を伺ったとき、「誰もが自由に未来を選べる」といった理想論ではなく、「自由を選べるようにするための支援をする」という、地に足のついた現実的な視点を持っていると感じました。

そうした考え方に共感しつつ、私は、受験教育に関わる環境が、単に知識を与える場ではなく、子どもたちが自分なりの価値観を育てていく過程として重視されるべきだと考えています。その過程に「文化体験」や「コミュニケーション」は必要です。価値観は、誰かに押しつけられて身に付くものではなく、「感動」や「好奇心」といった心の動きから自然と育まれていくものだと思うからです。

少しでもTAPの活動に貢献できるよう、自分にできることを丁寧に積み重ねていきたいと思っています。

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