英語学習において、予習や基礎知識の習得はもちろん重要ですが、「復習の仕方」が成果を左右します。予習や基礎知識の習得は指導のもとで行うものなので、ここではあえて触れません。本記事では、効果的な復習のアプローチについて詳しく解説します。
WPM(Words Per Minute) とは、1分間に処理できる単語数を表す指標です。英語のリスニングやリーディングにおいて、スピードは理解力に直結します。たとえば、180 WPM なら、1分間に180語を読む速度ということになります。WPMが高ければ高いほど、速く言語を処理できるということになり、逆に低ければ処理速度が遅いことを意味します。
• 40〜60 WPM(言語学習の初期段階)
例:Yellow Submarine の歌詞(約45 WPM)
• 70〜100 WPM(基本的な英語の理解)
例:ドナルド・トランプ大統領の演説(約70〜100 WPM)
• 100〜150 WPM(一般的な英語の会話・演説)
例:TED Talks、ニュースの音声
• 200 WPM以上(ネイティブの自然な会話やインタビュー)
例:スポーツ選手の試合後インタビュー
試合後のインタビューでは、質問者が短時間で多くの情報を聞き出そうとするため、話す速度が速くなりがちです。
最終的な目標としては、180 WPMの速度で英文を読み、概要を理解できるレベルを目指すのが理想的です。このレベルに達すれば、ほとんどの大学入試にも対応できると言えるでしょう。
学生の多くは、「自分の実力では読めない英文を読めるようになりたい」という強い気持ちを持っています。その気持ちはよくわかります。しかし、実際に英語力を伸ばすには、「今の実力でスラスラ読める英文」を、もっとたくさん読むことが大切です。少なくとも今の3倍は読みましょう。
「そんな簡単な英文を読んで、本当に英語力が上がるのか?」と疑問に思うかもしれませんが、上がります。なぜなら、難しい英文を読めるようになるためには、「スラスラ読める英文をたくさん読んだ経験」が必要だからです。実のところ、それ以外に近道はありません。
例えば、英検の過去問を使って、自分が初見でも180wpm(1分間に180語)以上の速さで読める英文を探してみてください。高校生であれば、まずは英検準2級のリーディング問題を読んでみましょう。もし160〜200wpmの間で読めたなら、それがあなたにとって「ちょうどいい」レベルです。たとえ準1級にすでに合格していたとしても、リーディングの実力としては準2級が適正かもしれません。
読むスピードの目安として、180wpm以上で読めれば一つ上の級へ、160wpm以下なら一つ下の級へと調整してみてください。このようにして、自分に合ったレベルを見つけていくことが重要です。
